船橋の銭湯
file.03 宮の湯
15:30-23:30
船橋市内に唯一残る番台式!
浴室のペンキ絵、タイル絵が見事な、これぞ「日本の銭湯」。
京成線船橋駅と大神宮下駅のちょうど中間地点。船橋大神宮にほど近い通り沿いにあるのが「宮の湯」です。 古めかしいビル型銭湯は、30年ほど前の道路拡張の際に、建物の一部を削って建て直したそうです。
受付は船橋市内にもここ一軒しか残されていない「番台式」。下駄箱に靴をしまったら、男湯/女湯どちらかの入り口から入店します。番台にはおかみさんとご主人が交代で座ります。
見通しのいい番台は常連さんとの距離が近く、様子がよくわかるので、高齢のお客さんに何かあった場合もすぐに分かって安心だそう
(女湯の入り口にはのれんがかけられています)。
浴室に入るとまず、壁面に描かれたスカイブルーの空と紺青色の名峰、ターコイズ色の海の調和が見事なペンキ絵が目を惹きます。
男湯と女湯で異なる絵が描かれていて、男湯は野尻湖畔、女湯は大瀬崎からの富士山の眺めだそう。
平成6年に銭湯ペンキ絵師の方に描いてもらったそうで、ご主人によれば「そろそろ描き直しどきかなぁ」とのこと。
ペンキ絵だけではなく、タイルの装飾も凝っていてお見事。ペンキ絵の下のタイルには、清流に身を踊らせる鯉の姿が描かれています。
また、男湯のカランの壁には、いちめん細やかなタイルモザイク画で、美しい紅葉の宮島のような風景が描かれています。
お風呂は浅めのバイブラ(気泡)バス、深めのジェット風呂(座風呂)、漢方の成分が溶け込んだ「実宝湯」の3種類。 井戸水を汲み上げ薪で焚いているお風呂は、やや熱めで身体の芯から温まり、肩のこりとともに気持ちもほぐれていきます。
サウナは85℃の適温の遠赤外線サウナで、いちどに4人程度が入れるコンパクトなスペースです。
男性100円、女性50円、子供30円ととっても破格。
迫力満点のパノラマペンキ絵と、繊細で美しいモザイクタイル画。銭湯ならではの生活の美術が楽しめる、入浴って(はいって)楽しい・見て楽しい銭湯遺産「宮の湯」。
ぜひ訪れて、癒されてみてください。
基本情報
営業時間 | 15:30-23:30 |
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休館日 | 5・15日(祝日の場合は翌日休業) |
所在地 | 〒273-0003 千葉県 船橋市 宮本6-10-20 |
最寄駅 | 京成本線大神宮下駅 【徒歩10分】 |
電話番号 | 047-422-8937 |
設備 |
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